ものもらいで手術する場合

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ものもらいで手術が必要になるのは、相当に悪化した上で目薬や服薬では治らないと見切りがつけられた場合です。薬で治るのなら、手術などやらない方がいいに決まっていますが、どうしても手術が必要な場合もあります。

ものもらいは、大抵の場合は本人が気づかないうちに自然と治ります。特に大人の場合、何か目のあたりが痒いなとかちょっと痛いなとか思っているうちに平常に戻ってしまう場合が多く、そういう意味ではあまり病気のうちに入らないのかもしれません。

ものもらいは麦粒腫と霰粒腫に分けられますが、どちらも症状がひどい場合には手術することがありえます。

麦粒腫は、瞼の中に細菌が入り炎症を起こす病気です。赤く腫れますが、普通は目薬や塗り薬で治ります。しかし、腫れがひどくて膿が溜まり、これが固まってしまった場合や痛みがひどくて軟膏では治らない場合は手術が必要です。

霰粒腫は、細菌ではなく瞼の中に脂肪が溜まって炎症を起こしたものです。痛みや痒みを感じることはめったにありませんが、異物感があってかなり不快な症状になります。これも、いずれは自然治癒しますが、たまに目立つほど腫れたり視力に影響が出たりするため、手術で切除する場合があります。

ものもらいの手術は、瞼に局所麻酔をかけて、しこりや炎症部分を切開します。皮膚は切らないので、傷跡は残りません。手術時間は5分から30分程度で、もちろん入院などは必要ありません。ただし、麻酔が切れると痛むことがありますので、当日は帰宅してゆったく休みましょう。

手術後、医師の指示がある場合は、それに従ってください。洗顔や洗髪を禁止されることがあります。また、コンタクトは術後しばらくの間は使用禁止です。

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