ものもらいと抗生物質

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ものもらいの治療には抗生物質が有効です。ものもらいのうち麦粒腫は細菌の感染によって発症するため、この細菌を消去するか無力化すれば収まります。ただし、炎症による痒みや痛み、膿の排除には別の対処が必要です。

ものもらいと呼ばれる病気のうち、体表面に分布している雑菌が原因で発症するものは麦粒腫と呼ばれています。ちなみに、ものもらいのもうひとつの病名である霰粒腫は細菌に関係がなく、従って抗生物質は効きません。

麦粒腫を発症させる細菌は、普段から体表面に存在していますが、当たり前ですが普通は炎症などは起こしません。何らかのはずみにこの細菌が瞼の内側に入り、増殖して腫れ・痛み・痒みなどを引き起こすことでものもらいが発症します。

これを治療するには単純に細菌を排除すればいいので、眼科では抗生物質入りの軟膏や目薬を処方します。炎症は細菌の活動ですから、それによって痛み・痒み・腫れなどは収まります。ただし、抗生物質は殺菌を行うものの、炎症が化膿してできた膿の排除や、殺菌が終了するまでの痛み・痒みは止められません。

そこで、服薬や軟膏、目薬には抗生物質の他に痛み止め、痒み止め、炎症を抑える効果がある薬品などが含まれています。市販の薬でも効果はありますが、抗生物質は医師の処方がないと買えないため、眼科にかかることをお勧めします。

また膿などは通常自然と皮膚が破れて排出されますが、時にはなかなか出てこなかったり体内で固まったりすることがあります。これは抗生物質でも排除できないので、切除手術が必要です。

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