ものもらいが治らないときは

スポンサーリンク

ものもらいがなかなか治らないと、結構いらつくものです。大人の場合、ものもらいはかかったと思ってもいつの間にか治っていたり、悪化して痛んでもそのうちに治癒していたりするので、あまり危機感がないのではありませんか。

忙しくて病院にいく暇がなく、どうせものもらいなんか病気のうちに入らないしすぐに治るなどと思っている時に限って、意外に長引くのがものもらいです。これは、ものもらいの種類によります。

ひとくちにものもらいと呼んでいますが、実際には麦粒腫と霰粒腫の二種類の病気のことです。両方とも、発症する部位や症状が似ていることから一緒くたにしてものもらいと言っていますが、違う病気です。

麦粒腫は菌の感染によって瞼の裏側が炎症を起こし、痛みや痒み、赤い腫れを発症した後、化膿した膿が出て治癒します。炎症が激しくなると、瞬きしただけでも痛かったり、瞼が上がらなくなるなどの強い症状が出ます。

この状態になると、罹患者は忙しいとかいっていられなくなり、眼科に駆け込みます。雑菌が感染しただけの病気であるため、治療は比較的容易で、目薬や軟膏、服薬で大抵は治ります。まれには切開手術が必要な場合もありますが、日帰りですぐに終わる程度のものです。

麦粒腫は、大抵の場合はそこまでいかず、感染して炎症を起こして膿が出て治るというパターンを比較的短期で終了します。

一方、霰粒腫の場合は瞼に小さなしこりができますが、痛みはありません。少し気にはなりますが、大抵の人が放置しているうちに、そのしこりは少しずつ大きくなり、手で触れるとコリコリします。そのうちに皮膚が破れて内容物(脂肪)が出てきます。

もっとも、しこりがなくなっても治ったとはいえません。原因は線のつまりなので、いずれはまたコリコリが出てきます。またほっておくと細菌感染を誘発することもあり、何年も続くこともあります。コリコリはあまり実害がなく、つい放置しがちですが、機会をみて眼科で治療しましょう。

スポンサーリンク

Page Top

トルコリラとは